E gadi/エガディ諸島
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エガディ諸島はシチリア島西部、トラパニ港沖にあるファヴィニャーナ島、マレッティモ島、レヴァンツォ島の

3つの島がメインとなった諸島です。 それぞれ約10マイルほどの距離にあり、目的地を見ながら航海できるので、

比較的簡単なクルーズです。 ただし、地理上海の状態が変わりやすいので、天気予報には十分注意が必要です。

トラパニ港

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トラパニ港から一番近いファヴィニャーナ島は、星の王子様に出てくる象を飲み込んだ ボアみたいな形をしています。

エガディ諸島の中では最も大きく観光も盛んで、5-6月はマッタンツァといわれる昔ながらのマグロ漁が行われます。

マグロを網で湾に追い込んで槍のようなもので突き刺し、何10キロもの暴れるマグロを

何人もの漁師で引き上げる様子は、現在イタリアでもここでしか見られなくなりました。

マグロの血で海の水が真っ赤に染まり、原始的で残酷ですらあります。

中央の写真はウルトラマリンの水色がすばらしいカラ・ロッサという湾(赤い湾という意味)。

ローマ時代、フェニキア人とのすさまじい戦いがあり、血で湾が真っ赤に染まったからだそうです。

ファヴィニャーナには凝灰岩の取れる石切り場があり、それを使って立てられたパステルカラーの絵画的です。

海底が真っ白な砂なので水の色が反射して、驚くほどのブルーです。

カラ・ヴェルデ(だったと思う)には、ミネラル豊富な泥パックのできる岩があります。

これを水で溶かして、全身パックすると本当にお肌がツルツルになります。

 

               海から見たファヴィニャーナ                 カラ・ロッサ

 

                       フロリオ家の館、現在は市所有する建物

  

         あちこちに遺跡が残っています       泥パックでツルツル?       ギリシャの帆船

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マレッティモ島はサリーとダーリンの一番のお気に入り。 

冬場はなんと人口が30人になってしまうそうですが、夏は観光客(日帰りも可)で賑わいます。

宿泊施設などは整っていないので、部屋やアパートをレンタルするのが一般的です。

エガディ諸島唯一湧き水があり、1年中緑が絶えることはありません。

島の頂上は700mにもなり、海からいきなりアルプスの山が突き出しているかのようです。

街は港に周辺に集中しており、30分もあれば余裕でまわれます。

港と反対側の島の西側は保護地域で、航海、停泊などは禁止されていますが、

島の漁師が彼らの漁船ですばらしい洞窟の数々を案内してくれます。 

釣った魚をその場でバーベキューにしてくれるツアーもあります。

 

   アルプス山脈のようにそびえたつマレッティモ島      マレッティモの港              中世のお城

 

                     メインストリート!         島の様子

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海の水は超ウルトラマリンで、透明度場抜群。 海底の砂に隠れたヒラメを水面から見つけることさえできます。

 漁師のおじさんに連れて行ってもらった、洞窟めぐりはとても楽しいものでした。

それぞれ洞窟に特徴があり、それらしい名前がつけられています。

雷の洞窟(天井に穴から吹き込む風と波がぶつかって雷のようなすごい音がする)、

プレゼーピオの洞窟(キリスト誕生のシーンが天然の石でできている洞窟)、

星の洞窟(真っ暗な洞窟の置くまで泳ぎ、振り返ると一筋の星のような光が見える)など、忘れられません。。

 

                  猟師のおじさんが救出したおぼれていた渡り鳥。 ファヴィニャーナ島からマレッティモまでヨットに乗り込んできたバッタ。

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2人だけの航海なので、気ままです。

      髭剃り中のダーリン    ラジオで海の状態をチェック    航海日誌は毎日つけます  キャプテンサリー

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イタリアの西側を航海していると、毎日夕焼けを見ることができますが、

その日によってまったく様子が変わります。右は朝焼けの中ファヴィニャーナ港に帰港する漁船。

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トラパニ港の魚市場。左はウツボ!グロテスク!、こんなの食べるの?って感じです。

若かりしころタンカーに乗船して日本へいったことのあるというおじさんが、

意味不明の日本語らしき言葉で話しかけてきて、大汗。

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トラパニ背後にそびえたつ山の上にあるエリチェは、完璧に修復された中世の町です。

散策をしていると、まるで中世にタイムトリップしてしまったかのような錯覚を覚えます。